株式投資は余裕資金で

素人君です。

　株式投資を始めて、少しずつ利益が出ると、もっと増やしたい、もっと早い期間で成果を出したいとつい思いがちですよね。

　しかし、株式投資にはリスクが常にあります。短期的なリターンが大きい銘柄やリスク許容度を超えた投資は失敗した時の損失も大きくなる可能性が孕んでいます。常に最悪を想定して投資資金が全て失う可能性を考えることも必要です。

　では、投資に資金を充てるのに、指標となるのが「余裕資金」です。今回は余裕資金について書いていきます。

余裕資金とは

　余裕資金とは、自己資金の内、生活費や非常時に備えて残しておくべき資金を差し引いた残りの資金です。

余裕資金の適切な割合は

　余裕資金を計算する際は、銀行預金や現金等預金額を算出します。その際、持ち家や土地等の資産、すでに投資している株式や債券は除外します。

　次に、毎月の支出を算出します。

・家賃

・光熱費

・通信費

・食費

・消耗品費

・通信費

・娯楽費

・交際費

　収入が一時的に途絶えたと想定して資金の計算をします。ケガや病気、リストラ等の予想外の事態で収入が一時的に途絶えてしまった時の事を考えて半年分は確保しておきましょう。

　次に、近い将来必要になるイベントでの支出を列挙します。例えば、

・車のローン

・家のローン

・結婚

・出産

・お子様の養育費

　目安としては、5年間で発生するであろう毎月の支出を計算します。

　預金額から、上記の毎月の支出、イベントでの支出をを引いた残りの資金が余裕資金となります。

　生活スタイル、家族構成で余裕資金の割合は大きく変わります。

投資はなぜ余裕資金で行う必要があるのか

　余裕資金で行うべき理由は、元本割れのリスクがあるからです。仮に余裕資金以上の資金を払った場合、株価が大幅な下落をした場合、生活が困窮します。また、元本割れを起こすと精神衛生上良くない結果をもたらす可能性が高いです。

　余裕資金で投資を行う事は、冷静な判断で投資ができます。投資パフォーマンスにも良い結果をもたらす可能性が高いので、余裕資金で投資を行う事が賢明だといえます。